自閉症の子供の特徴と育て方
自閉症には大きな特徴が3つあります。
それが、対人関係を上手く築くことが出来ない、言葉やコミュニケーションに障害がある、興味に偏りが見られるということです。
自閉症は発達障害の一つであり、先天的な脳の病気です。
そのため、育った環境や育て方が影響して起こるものではありませんし、症状が治るということもありません。
自閉症の子供と言っても、症状はそれぞれです。
年齢や発達の段階、障害の重さによって異なります。
幼い頃には、視線が合わない、呼びかけによる反応が薄い、人に関心が無く、一人遊びが多いという特徴が見られますが、一方で人見知りがない、マイペースという特徴のある子供もいます。
そして、言葉の遅れが見られることもあります。
一度出た言葉を言わなくなる折れ線発症と呼ばれる症状は自閉症の子供の3分の1に見られると言われています。
自閉症方子供では、常同運動と呼ばれる行動を繰り返し行うことがあります。
具体的には、手をひらひらと目の前でかざしてみていたり、くるくると同じ場所で回る、つま先立ちで歩く、横目で人や物を見るなどがあります。
また、いつもと異なる状況や新しい環境に対して大きな抵抗を示すこともあります。
物の位置や服へのこだわりが強く、少しの違いでも癇癪を起こすこともあります。
このようなこだわりについては、成長と共に少なくなることもあります。
その他の特徴としては、落ち着きの無さ、音やニオイに敏感、睡眠時間が短い、自傷行為などがあることもあります。
育て方のポイントとしては、自分だけで悩みを抱え込まないということです。
医師や周囲の人に相談することにより、支える人の負担を減らすことが出来ますし、周囲の協力を得ることが出来ることもあります。