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自閉症の男女比について

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 自閉症とは、発達に何らかの障害が起こり、特定の症状を引き起こす先天性のものです。
特性としては、明らかな言葉の発達の遅れ、他の手段によるコミュニケーションを行わない、目を合わせない、特定のものに執着する、音や光、温度や触覚などのうち特定の感覚が敏感だったり鈍かったりする、モノを取ってほしいとき指をささず、直接親の手頸をつかんで要求する、同じ行動を繰り返す、細部にこだわる、「これをやったらこれをやる」と計画を立てることが苦手、といったもの等が挙げられます。
ただし、すべての特性が見られるわけではなく、その子によって、強い特性があったり、弱い特性があったりします。
そして、この障害のの男女比は、4:1で男性が多いといわれています。
なぜ「自閉症」は起こるのか、そしてなぜ男性の方が発症率が高いのか、その原因はわかっていませんが、遺伝子に何らかの異常が生じて起こるのではないか、と言われています。

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 さて、男性の方が発症率が高いといわれる自閉症。
ですが、最近の研究では、実は男女比はそれほどないのではないか、ということもいわれるようになりました。
なぜなら、先ほども書きましたように、自閉症には多くの特性がありますが、どの特性が強いのかは子どもによって違います。
また、他の発達障害に見られる特性の方が強かったりすると、違う診断名を受けることもあります。
さらに、親や周りの人が発達障害に気づかず、診断そのものを受けていない、という場合もあります。
このように、発達障害は、その診断基準があいまいである、特性によって分類することが難しい、ということもあり、正確な数はわかっていません。
そのため、この男女比も正確なものとは言えず、本当はもっと差が少ないのではないか、と言われています。
また、自閉症と診断されたとしても、その子の特性をしっかりと理解し、その子にあった行動を取ることで、特性は目立たなくなります。
そのため、たとえ男女比があったとしても、性別関係なく、一人ひとりにあった行動を取ることが大切です。

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