自閉症の人が大人になって恋愛や結婚ができるのかについて
自閉症とは、先天性の病気で、生まれながらに持った障害であります。
軽度から最重度まで4段階に分けられており、知的障害を伴わない軽度であれば大人になり「恋愛したい」とか「結婚したい」と思うのは当たり前の感情です。
知的障害を伴わない軽度な場合ならば、結婚しても生活にはほとんど支障はきたないと言われています。
しかし、パートーナーが自閉症のことを理解し、協力してくれることが前提の話になります。
自閉症の人が大人になり結婚に至るまでには、様々な難関があります。
まず挙げられるのは、自分から好意を持ち、恋愛に至るまでがあります。
外見などから相手に好意を持つのですが、自閉症の人は相手からの社交辞令的な親切を、自分のことが好きで行っていると勘違いする場合が多いのです。
その結果、自分が思っている反応が返ってこないことに「苛立ち」や「落ち込み」を感じてしまうのです。
次に相手から好意を持たれる場合もあります。
これは、相手から好意を持たれて付き合うことになりますが、ここで問題が起こることがあるのです。
それは、相手から「かっこいい」とか「クール」などと思われていても、当の本人は相手に対して「無関心な行動」や「気遣いがない」などで、相手が耐えきれなくなるケースがあります。
これらをクリアして結婚に至った場合も、注意をしなければならないことはあります。
まず、円満な生活を送るヒントとして、自分にできないことがあれば遠慮せずに、相手に助けてもらうことが大切です。
相手のために何かをすることにより、とても「嬉しい」気持ちが芽生え、信頼関係が築くことができるのです。
そして、相手に感謝の気持ちを伝えることも大切です。
何かをしてもらったら必ず感謝の気持ちを伝えます。
この時必ず口に出して伝えることが重要であり、決して「言わなくても伝わっている」と勘違いをしてはうまくいかないことが多いです。
自閉症の人は恋愛や結婚が難しいと思われがちですが、自分の障害を理解し、そして理解してくれるパートーナーと出会えることで、健常者の人と変わりない生活を送ることができるのです。