自閉症の病院嫌いを改善させるには
自閉症の子供は非常に病院嫌いな子供が多くの親が頭を悩ませられます。
健常者の子供であっても受診を嫌がる子供は多いですが、何度も受診していれば次第に慣れてきます。
しかし自閉症の患者の場合は、一度病院を嫌いになると毎回の様に受診を嫌がり待合室で大きな声で延々と泣き叫んだり、力ずくで医師の診察を暴れて拒む等と言った行動で周囲を困らせてしまうのです。
この原因として考えられるのは病院と言う場所による不安と、一度体験した事のある注射の痛みや初めて見る機械を使用した検査等による恐怖です。
自閉症には感覚が過敏である、ストレスに弱くパニックを引き起こすと言う症状があります。
自閉症の子供は、病院で感じる様々な思いが強い恐怖や不安を生み出しパニック状態を引き起こすのだと考えられます。
しかし病を治す為に受診を諦める訳には行きませんから周囲が上手くこの状況を改善させていかなければなりません。
病院嫌いを少しでも改善させて行く為には、子供と相性の良い医師を見つけると言う事も大切です。
自閉症と言う病を深く理解し上手く接してくれる医師を見つけておくと大変心強くなりますし、子供が医師を好きになれば治療や検査による不安も少しは和らぐはずです。
そして男性が苦手な子供の場合は女性の医師のいる所を探したり、事前に病の事を医師に伝えどの様な検査や治療が苦手なのかを伝えておくのも良いでしょう。
そして子供自身に対するケアも重要であり何故治療を行わなければならないのかを分かりやすく説明し理解を求める事も大切です。
そして受診する前に親が医師を真似て治療のやり取りを子供と遊び感覚でリハーサルしておくと、実際に受診した時の子供の精神状態を落ち着かせる事が出来る様になります。
受診を毎回嫌がる事を仕方がないと受け止めている親も多いですが、これらの解決策を試して行く事が改善へと?がります。