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テレビは自閉症の原因となるのか

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ひと昔前まで自閉症は親の愛情不足、幼少期に強いショックを受けた、テレビの見せすぎ等周囲から誤解や偏見を持たれてしまう病でもありましたが、最近ではこの自閉症と言う病の認知度も広がり周囲からも理解されつつあります。
この病は生まれつき脳機能に異常が生じる病であり、家庭状況や環境による心の病ではありません。
自閉症と聞くと内向的で自分に閉じこもり他人と一切関わりを見せないと言った風に思われがちですが実際は違うのです。
この病の症状とは人と上手くコミュニケーションがとれない、強い拘り、パニック、感覚過敏、言葉の発達の遅れ等ですがこれらの症状には全て脳機能の異常が関係しています。
人とコミュニケーションが上手くとれないと言うのはこの病の代表的な症状ですが、非常に性格が明るく積極的にコミュニケーションを行う患者も存在します。
しかしコミュニケーションの取り方が健常者と異なるので上手く人間関係を築く事が出来ないのです。

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自閉症の誤った知識の中に家庭環境が発症に繋がると言うものがありますが、最近ではテレビの見せすぎが原因で言葉の発達が遅れてしまう子供が増えてきています。
子供は親とのコミュニケーションを何度も繰り返しながら言葉を覚えていきますが、親が無意識のうちに子供とコミュニケーションを行わずテレビばかり見せてしまう事で言葉の発達が遅れてしまうのです。
そして周囲との言葉の発達の違いに気づき自閉症では無いかと病院を受診するケースも多いのです。
しかしこの場合脳機能に異常がある訳では無く環境が原因となる発達の遅れであり環境を改善させる事で徐々に言葉を覚える様になります。
そしてこのテレビによる子供への影響を予防するには、長時間テレビを子供に見せる事はしない事です。
そして親が十分に子供とコミュニケーションをとる時間を作らなくてはなりません。

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