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コミュニケーション障害をはじめとする自閉症の特徴

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自閉症とは、脳の一部分が先天的に欠落または損傷し、通常では考えられないこだわりや多動等がみられる病気です。
原因は良くわからないため、治療法も確立されていません。
相手の言葉を意味もなく繰り返したり、光るものや色が鮮やかなものに反応して一心不乱に集めたり、動きの制御ができない、といった特徴があります。
3歳までに、人と目を合わせようとしない、場に応じた表情ができない(怒られているのに笑うなど)、その場の雰囲気や暗黙のルールがわからない、同年代の子供と一緒に遊ぶことができない、などといった様子がみられる場合、自閉症の可能性が高くなります。
また、言語能力の発達に遅れがみられることがあり、適切な相づちが打てない、自分が気に入った言葉や文章ばかりを繰り返す、といったコミュニケーション障害も同様にみられる時があります。
このような特徴が見られた場合は、なるべく早く専門家や医療機関を受診し、対策を考える必要があります。

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自閉症は、「自分に閉じ籠る心の病気である」と勘違いしている人が多数います。
それゆえに「この子が話さないのは育て方が悪いからだ」「親がかまってやらなかったせいだ」といった、後天的な理由をあげる人がいます。
しかし、今までの研究のなかで、脳の障害だということははっきりしています。
コミュニケーション障害は、早期の訓練によって少しずつ克服していくことができます。
自閉症の人は、臨機応変に物事をこなすことはとても苦手です。
でも、予定がわかっていることや、習慣化されたことに取り組むのは得意です。
そして、訓練は早ければ早いほど、効果が期待できます。
周りの子供と同じように育てたいという考えもありますが、まずは本人が将来困らないように、大人になってからなるべく一人で日常生活が遅れるようにすることが必要です。
周りの人は、自閉症の特徴を理解した上で接する必要があります。

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