自閉症による診断の誤診
自閉症とは脳機能の異常により引き起こされる病ですが、発症する詳しい原因は解明されていません。
自閉症の特徴的な症状とはコミュニケーションが上手くとれない、同じ動作を繰り返す、拘りが強い、一つの物事に対する執着心が強い、音に敏感、不安や恐怖、不満等のストレスを感じるとパニックを引き起こす等です。
しかしこれらの症状と非常に良く似た症状を示す病も幾つか存在し、時に誤診を受けてしまうケースも少なくはありません。
その病とは精神分裂症、統合失調症、アスペルガー症候群等です。
これらの病は、脳の状態を詳しく検査を行っても異常は見つからず目には見えない部分が発症の原因となっているので症状が現れた時期や症状の特徴を詳しく問診し、患者自身に質問形式のテストを行って診断していかなくてはなりません。
すると医師によっては診断結果が全く違うと言ったケースも出てくるのです。
スポンサーリンク自閉症だと診断されていたにも関わらず、アスペルガー症候群の様な症状を示すと言った疑いを感じた場合には、一度病院を変えてみると良いでしょう。
そして自閉症やアスペルガー症候群に対する知識を持つ専門家のいる病院を利用する事が必要となります。
そして発症した時期から詳しい症状を細かく問診し、詳しいテストを行う等時間をかけて細かく症状の分析を行ってくれる医師は信頼性が高くなります。
しかしこの様な詳しい問診も行わず特徴的な症状だけですぐに診断を下す医師は信頼性が低いとも言えるでしょう。
自閉症は患者や周囲に対して納得のいく診断結果で無ければなりませんし、誤診であればその後の患者に対する治療も無意味なものとなってしまいます。
治療に中々効果が感じられず、全く違った症状があるという場合には信頼性の高い病院で再度検査を受ける事が必要です。
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