自閉症の赤ちゃんの特徴とは、手の動作でわかるポイント
自閉症の赤ちゃんは月齢が進めば進むほど、周りのことの違いが顕著に現れてくるためその特徴がチェックしやすくなります。
例えば、月齢が比較的小さなころであれば、抱っこをしても嫌がる、母親となかなか目が合わないといった特徴です。
もちろん、これらの言動が見られたからといって必ず障害があるというわけではないのですが、気になる行動が赤ちゃんに見られるという場合には注意しておくに越したことはありません。
どの月齢にしても共通していえることですが、子育てをした母親からはよく、自閉症の子はあまり手のかからない子だった、もしくはかなり手のかかる子だったと両極端な意見が聞かれます。
先に挙げたような、気になる行動が子供に見られるという場合、一度冷静になってその成長を思い返してみましょう。
極端に子育てが楽であったり、辛かったりした場合、一度専門のスタッフ、保健師の相談を受けてみるのもいいかもしれません。
実は、自閉傾向にある赤ちゃんは特徴的な手の動きをすることがあります。
これはある程度成長が進んで、自分の欲求を誰かに伝える段階にまで来たときの話です。
健常者の子供であれば、発語が遅いにしても指さしや目線でほしいもの、遊びたいものを示していくことができます。
ですが自閉症の子供の場合、指さしや言葉ではなく、母親の手を取ってその手を自分が欲しいもの、遊びたいものに持っていく行動をとります。
これをクレーン現象と呼びますが、自閉症の子はある程度認知能力、社会性が挙がるまで、このクレーン現象を続けるケースが多くなります。
あまりにも気になる言動が多いという場合、このクレーン現象の有無でその見極めをしていくのもいいかもしれません。
もちろん、正確な診断は専門の医師が行うことになるのですが、その前に母親の目で子供の成長や特徴を見極めることもとても重要になってきます。