自閉症とダウン症の違いを知ろう
障害にも様々な種類がありますが、細かい部分の違いがよくわからないという人もあるのではないでしょうか。
自閉症やダウン症もあまり詳しくないという人には混同されがちな症状です。
まず、ダウン症の場合は生まれつきの遺伝子の欠陥によるもので、知的障害があることも多くなっています。
そして心臓疾患があることも多く、様々な合併症を起こしやすくなっていますが、個人差があり健康状態にはそれほど問題がなく健康な人と変わらず生活を続けて入る人もあります。
顔にも特徴が出やすくその外見で発覚することもあります。
ダウン症の場合は丸顔、低い鼻、つりあがった目など特有の特徴があることも多く体の筋肉も柔らかい傾向にあります。
目の疾患なども起こりやすい傾向にありますので、健康上の変化は見逃さないようにし、早めに診察や検査を受けることが大切です。
自閉症の場合は生まれつきの脳の機能障害があることがダウン症とは違うところです。
知的障害があることも多く言葉の発達などに問題が出ることもあります。
そして社会性がもてない、コミュニケーション力が不足している、強いこだわりがあるなどの特徴があります。
知的障害は誰にも現れるわけではなく、知的障害がない場合もあります。
ある部分では優れた才能しめしているにかかわらず、別の部分では遅れが出てしまうという場合もあります。
赤ちゃんの場合は笑わない、一人にしておいても泣かない、お母さんがきても嬉しそうにしない、オムツが濡れていても泣かないなどの特徴があります。
ダウン症の場合は染色体の異常、自閉症の場合は脳の機能障害という原因の違いがあり、その症状にも差がありまったく違うものです。
そして、時には両方が合併して起こる場合もあります。