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症状の特徴から見た軽い自閉症とは

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 軽い自閉症とは、症状が目立たない自閉症のことで、その症状は軽度であっても社会生活に大きな支障がないとは限りません。
最近では軽度の自閉症や発達障害が注目され、研究も進んでいます。
 自閉症は、言葉の発達の遅れ、対人関係や社会性の障害、パターン化した行動やこだわりの3つの特徴を持ち、これらの症状が軽い人たちまで含めて広汎性発達障害と言われます。
 軽い自閉症の場合は、知能の発達が遅れているわけではないが、特定の記憶などが困難な状態があり、能力的に得意不得意が著しく出るような学習障害をもつことがあります。
 また、子供は全体に落ち着きがないものですが、平均的な子供と比較すると、注意力が散漫で落ち着きがない場合は多動性障害の可能性があります。
 学習障害のために知的能力が通常より低い場合を精神遅滞といいますが、軽度自閉症の場合は、社会生活をある程度送れるため、発見が遅れることもあります。

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 軽い自閉症の治療法は 原因が不明なことが多いため完治することは難しく、社会生活を送る上での問題を軽くする治療ということになり、そのために治療法は特徴的な方法となります。
 ペアレントトレーニングという方法は、子供を否定せず、具体的な話をするという方法です。
こうしてはいけませんというのでなく、具体的にこうしようねと言うように声をかけていきます。
子供が信頼している親がそのように教育する方法で、子供の状態によっていろいろとアプローチを変えます。
 心理療法は、カウンセリングや対話の中から、問題点を探っていく方法で、行動パターンを読み取ったり、人と触れ合う訓練を行います。
 行動療法は、例えば言葉に問題があるなら1から教えて慣らせる方法で、コミュニケーションの訓練や人間関係の作り方を学ぶなどのものがあります。
 薬物療法は、不安やうつ、攻撃的などの特定の症状を抑えるために行い、あくまでも補助的な治療として用いられます。
 軽い自閉症とは生まれつきの病気ですから、脳の特性は大きくなっても変わりませんが適切な治療によって社会生活が送れるようになります。
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