自閉症の1歳児に見られる多動
自閉症とは先天性の発達障害であり詳しい発症原因は解明されておりません。
そして0歳児では普通の乳幼児と変わらない場合が多く3歳頃までに告知されると言うケースが殆どです。
そして告知された後にそう言えば乳児期は視線が合わなかった、後追いが無かった、あまり泣く事が泣く育てやすい赤ちゃんであった、抱っこを嫌がっていた等の様な事を思い出しそれが乳児期に見られる自閉症の症状だったのだと後々納得する親も多く存在します。
そしてこの様な自閉症の特徴が0歳児の段階でみられた場合には経過観察を行うしか方法はありません。
この病は発症の詳しい原因が解明されていない為に検査方法も存在していないのです。
そして1歳児になれば更に症状が目立つ様になり、3歳児になれば健常児との違いが明らかに出てくる為に専門家による判断により診断が可能になります。
自閉症の1歳児に見られる特徴とは多動と言われる行動です。
この多動とは、常に落ち着きが無くじっと椅子に座っている事が出来ない、常に周囲が気になりキョロキョロソワソワしている、同じ動作を何度もしつこく繰り返す等です。
親との意思疎通が上手く出来ない為に何かを要求する時は親の手を掴んで物を取ってもらおうとするクレーン現象と呼ばれる自閉症特有の動作が見られます。
そして睡眠時間が安定せず健常児よりも睡眠時間が非常に少ないと言う特徴もあり夜中に何度も起きたり夜になっても中々寝付く事が出来ないと言ったケースも良く見られます。
そしてコミュニケーションが上手くとれないと言う症状も1歳児頃から目立ち始める様になり、親や他人に関心が無い為に目が合わない、呼びかけても反応しない、常に1人遊びをすると言った特徴も見られます。