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本人は告知を受け入れられない障害、自閉症との向き合い方

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本人が気付きにくく、医師等の専門家から告知されてもなかなか受け入れられない障害に、自閉症があります。
自閉症は通常、乳幼児期から遅くとも3歳くらいまでには、何らかの兆候が現れます。
他者とのコミュニケーションがうまくとれない、特定のこだわりに固執する、等の症状があります。
本人が障害であることを認識することは難しいケースが多く、普通は親等、周囲の人によって見つけ出されることがほとんどです。
自閉症の原因は生まれつきの脳機能障害であり、病気ではありません。
したがって、完治するようなものではなく、障害としてとらえるべきものです。
軽度のものを含めると、100人に1人から3人といった割合で発生すると言われており、決して珍しいものではありません。
大人になってから、自閉症であったことをの告知を受けるケースもありますが、そうした場合、事実を受け入れられないことも多々あります。

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しかし、仮に本人が自閉症であることを告知され、障害を抱えていることが受け入れられないとしても、社会生活を送っていくための訓練や対応は進めていくことが必要となります。
なるべく早期に判明すれば、親の協力のもとで、そうした訓練や対応がスタートしやすくなります。
訓練や対応の具体的な方法は、医師や専門家との相談の上、地道に進めていくことになります。
他者とのコミュニケーションの取り方や、社会規範の順守といった基本的なことを、根気良く身につけて行くことが最初のステップになります。
なるべく早期に始めれば、それだけ早く社会適応力を身につけることができ、将来への不安も解消されていきます。
またかなり年数が経過してから、成人した後に本人がどうも生きづらいということで受診した結果、告知を受けて判明するというケースもありますが、その場合でも、諦めず適切に対応を取っていけば、社会生活を支障なく送っていくことは充分に可能です。

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