自閉症児を持つ親の子育てを楽にするストレス発散法
生まれながらにして自閉症を患う子供は、決して多くはありませんが、珍しいことでもありません。
遺伝や脳の障害などいろいろと考えられますが、その症状は早くて2〜3歳ごろには出てくると言われます。
目をなかなか合わせなかったり、友達との触れ合いよりも1人でいることを好み、特異的な行動がしばしば見られます。
このような自閉症児を持つ親にとって、そのストレスは計り知れません。
一般の子供でも育児に手がかかるのでストレスはつきものですが、自閉症児はそれ以上に手がかかってしまいます。
自分の思うことを繰り返す特徴があり、言うことを聞かないことも頻繁にあります。
何を考えているのか分からない雰囲気や、反応が鈍くて笑顔をほとんど見せない子供もいるのです。
親にとっていくら子育てが大変でも、子供の笑顔が救いになるという人はたくさんいます。
子どもが言うことを聞いてくれることで、子育てのやりがいを感じてくることもあるので、それで何とか乗り切れる人もいるでしょう。
しかし、自閉症児の場合は難しいことも多いので、ストレスを溜めこむ人も多いです。
そういう場合は、発散法を意識していけば少しは落ち着きを取り戻すことができます。
では、その発散法とは何をしていったらいいのでしょうか。
親にとって手がかかる子供は、目が放せません。
そのため、つきっきりになってしまうことが多く、人付き合いもまともにできない状況です。
障害を持つ子供に対して他の親御さんとも交流しづらい雰囲気があり、行動範囲が狭くなっている人も多いかもしれません。
ストレスは、共感し合う人たちに話していくことで発散されます。
自分の素直な気持ちを話すことでスッキリとしてきて、同じような悩みを持つ人に出会うことで気持ちも楽になれます。
こういう機会は、子供の発達を専門とする教室でたくさんの人と出会うことができるので、積極的に話しを聞いていくようにしましょう。
同じ悩みなので共感し合うことができ、ともに励ましやいいアイデアを教え合うこともできるのです。
他の発散法には、たまには子供を預けて、好きな時間を過ごしてみるのも効果的です。
1人で好きなことをするのもいいですし、夫婦2人で出かけてみるのも絆を深めます。
こういうことを上手に繰り返しながら子育てをしていけば、ストレスを溜めこまずに余裕が生まれてきます。
たとえ自閉症児であっても親の愛情は他と変わりないので、発散法を意識していけば無理のない育児が実現できるでしょう。
