薬を飲まない自閉症のこどもへの飲ませ方
自閉症の子供を持つ多くの親は、子供が中々薬飲まないと言った悩みを持ちます。
この原因として考えられるのは自閉症の症状である偏食、味覚が敏感であると言った事が関係していると考えられます。
そして一度薬の味が苦手だと言う事が分かれば強く拒否反応を示しますが、親が無理に飲ませようとする事で更に子供の拒否反応は強くなってしまうのです。
しかし何らかの病にかかってしまった場合や、自閉症の症状を落ち着かせる為にも親が上手く飲ませ方を工夫していかなければなりません。
自閉症の子供が薬を飲まないという場合の対策として多くの方が行っている方法とは、子供の好きな食べ物に混ぜると言う方法です。
この場合注意したいのが、食事に混ぜている事を気付かれ無い様にする事です。
一度嫌だと感じた物は口にする事を強く拒む為に嫌いな物を食事に混ぜていると言う状況も隠す事が必要となります。
アイスクリームを使用した飲ませ方も非常に効果的であり、チョコレート味等の味が濃ゆいアイスクリームに混ぜる事で子供は気付かずに食べてくれる事が多いようです。
しかしやはり最終的には子供が自らそのままの状態で薬を飲むように訓練をしていかなくてはなりません。
その場合に大切なのが、親が何度も子供に薬の必要性を詳しく説明し理解させていく事です。
そして飲む事が出来れば子供を毎回褒めると言う事を忘れてはなりません。
そして自閉症の子供は拘りが強い為に一度拒否反応を示した物を中々受け入れようとはしない為に親はつい心が折れそうになりますが、何度も優しく声をかけてチャレンジしていく事です。
この場合に注意したいのが、怒った口調やイライラした態度で無理強いを行う様な事は絶対にしない事です。
この様な親の感情が子供に伝わってしまえば更に状況は悪化しますので穏やかな気持ちで粘り強く接していかなければなりません。