自閉症の症状であるパニックを薬で改善
自閉症は脳機能の異常で発症すると考えられていますが、詳しい原因は解明されていない病でもあります。
この自閉症の症状とは、対人関係を上手く築く事が出来ない、強い拘り、パニック、人と目を合わせない、一つの物事に対する強い執着心等です。
そして見た目や知能に目立った異常は見られない為に気付かれにくい病でもあります。
しかし集団生活を行う様になると異常な行動が目立つ様になり周囲に違和感を感じさせます。
そしてこの自閉症の症状の中で周囲が最も困惑させられてしまうのがパニック症状です。
このパニック症状は自分のやりたい事を制御又は否定された、予定が狂った、苦手な音を聞いた、怒られた等の理由から発症します。
この様な状態に一度陥ると大きな声を出す、頭を壁に打ち付ける、刃物で腕を傷つける、人に物を投げる、暴力を振るう等の行動を行います。
スポンサーリンク自閉症のパニック症状を改善させるには、まず周囲の環境を整えていく事が必要となります。
苦手な音を遮断する、優しく接する、無理強いをしない等周囲が今後パニックを引き起こさないように環境を整える事で発症を予防する事が可能となります。
しかし症状が酷い場合には、興奮した状態が中々おさまらず周囲も対応に困惑してしまう場合もあります。
そして1日に何度も症状がでたり周囲にも危害を加えてしまう危険性がある場合には、薬を使用した治療を行う場合もあります。
この場合に使用する薬とは、精神を安定させ不安を取り去る効果を持つ精神安定薬、抗うつ薬です。
初めは少量ずつ服用を行い効果や副作用を良く観察しながら量を増やしたり減らしたりしながら医師の指導の元で経過観察を続けていきます。
そして自閉症の患者は極端に薬を飲むのを嫌う事が多くその場合は好きな飲み物に混ぜる等の工夫が必要となります。
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