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自閉症診断の一つは3歳になっても言葉を発しないこと

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自閉症とは、生まれつき脳の特定の部分の働きが弱く、ほかの子と明らかに違う発達をしていくことを言います。
その主な特性の一つとして、コミュニケーションが苦手、というのがあります。
これは、本来なら言葉を発するはずである3歳以降になってもほとんど発しない、目を合わせない、他のコミュニケーション方法も用いない、といったことが挙げられます。
重度の場合、一生言葉を発することがない、といったこともある一方で、同様の特性を持っていながらIQが70以上ある「高機能自閉症」の場合、一般の子より発達は遅いものの、少しづつ話せるようになるといわれています。
しかし、人は話すことによって自分の思いを伝えます。
自閉症の子はコミュニケーションが苦手なため、今自分はどう思っているのか、うまく伝えることが出来ず、関わる人も相手が何を思っているのか知ることができません。
では、どうしらたよいのでしょうか。

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 3歳以降になっても話すことは出来ない子どもたち。
しかし、彼らは言葉を発することができないだけで、理解することはできます。
なるべくわかりやすい言葉を使う、絵カードや行動で具体的に示すことで、子どもたちに伝えることが可能です。
また、自閉症の方が何かを伝える際も、絵カードを複数枚用意し、やりたいことをカードで示すことで伝えることができます。
他にも、関わる人の方が具体的に2択で聞くことで、少ない言葉や行動で答えることができます。
このように、話すことやコミュニケーションを取ることが苦手な方に対しても、少し関わり方を変えるだけで、お互いにコミュニケーションを取ることが可能になります。
なお、同じ「自閉症」、同じ年齢でも、一人ひとり特性の強弱は違っており、一人一人に合った行動のとり方が必要になります。
一般の子の子育てでもそうですが、「この年齢でこれができなければおかしい」と思わず、今どれくらい理解することができるのか、どんな事ができるのかをしっかりと理解し、行動していくことが一番大切です。

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